メッセージ(礼拝説教要旨) 最新版 先週までのメッセージ

【園丁】(2024年11月10日)

〈ルカによる福音書12:54-13:9〉,前橋中部教会主日礼拝説教(要旨) 堀江知己牧師

 空模様や風によって、その後の天気がどうなるかを、当時の人たちは、経験を通して、空模様から予想したはずです。今の時を見分けることも、経験によってすることができるということなのでしょう。では、今はどんな時? 自分自身の経験から、どう見分ければよいのか? 今は悔い改める時だ、ということを見定めるべきです。「悔い改めよ、神の国は近づいた」(マタ3:2)。今の時代は悔い改めの時であると同時に、伝道に励んでいかねばならない時です。「御言葉(=御国)を宣べ伝えなさい。折が良くとも悪くとも」(二テモ4:2)。これは、「折が良くとも悪くとも悔い改めなさい」ということと同じです。私たちはこの世を歩む限り、罪から完全に遠ざかることはできません。よって、喜びつつも悔い改め、楽しみつつ悔い改める。そうすることが、伝道につながると思います。私たちの中には、それぞれ良心という裁判官が住んでいます(一コリ6:5)。この裁判官に聞き従わなければ、皆同じように滅びます。主の御目からすれば、私たちは人間として、皆一緒に滅びるようなものです。しかし、同じように死んでも、悔い改め、神の子どもと認められた人は、天の御国に迎えられるのですから、そもそも滅びることはありません。そして、悔い改めるとは、それこそ私たちの経験が教えているように、どれほど難しいことでしょう。私たちがなかなか悔い改めることができないのを、主ご自身よく知っておられます。主は園丁として、神に執り成してくれます。私たちがまだ滅んでいないのだとしたら、園丁の執り成しがあるからです。主は一年後も執り成してくださるのではないでしょうか(創18:32)。でも、いつまでもということではありません。いつ執り成しをあきらめるかは、御心次第ですから、私たちは今悔い改め、ご一緒に園丁に御礼にいきましょう! この園丁はどこにおられるのか? 一つ心当たりがあります。マリアは間違っていませんでした(ヨハ20:15)。主は私たちの魂を整え、私たちのために御父に執り成してくださる園丁です。この園丁は、主の復活を記念する日曜日の朝、ご自身の墓の前に必ずおられます。


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