メッセージ(礼拝説教要旨) 最新版 先週までのメッセージ

【どんな土地に当てはまるか】(2023年11月26日)

〈ルカによる福音書8:1-15〉,前橋中部教会主日礼拝説教(要旨) 堀江知己牧師

 私たちは、それぞれどの土地に該当するでしょうか? ほとんどの人が、石地か、茨の土地に当てはまると思います。少なくとも、自分は良い土地に当てはまると考えている人は、誰もいないと思います。それではあの楽観的な偽善者と同じになってしまうからです(ルカ18:11)。パウロでさえも、自分が良い土地とは考えてなどいませんでした。むしろ、罪という名の茨に覆われた自分を、深く嘆いていたのです(ロマ7:23)。七つの悪霊がいたマグダラのマリアも同様です。しかし、主に癒していただいた後、彼女は世で最も美しい園に、しかも最初に入ることさえできるようになりました(ヨハ19:41、20:11)。私たちも、いつまでも良い土地でないままであってはならず、あるいは、一度悔い改めたとしても、その志を忘れてしまえば、すぐにあざみが生じてしまいます(箴24:30)。種が蒔かれ、芽を吹き、実りをもたらすためにも、私たちは耕され、開拓されねばなりません。そもそも、アダムが犯した罪によって茨は生えたのであり、よって、あざみや茨は私たち人間の罪の象徴です。(石地や道端を、茨の土地で一括りさせていただくと)苦難を茨の道と呼んだりします。主は茨の道、すなわち、私たちの罪を通られました。主が茨の道を通られたことを、どのようにして確かめるのでしょうか? 主の冠を見つめください(マタ27:29)! それは、茨の土地にたとえられる私たちと、主が交わりを持ってくださった証しであり、私たちの傍近くで語られ、御手で私たちに触れてくださったことの何よりの証しです。主は、私たち罪人の上を歩まれます。主が自分の上を歩まれるのを、拒んではなりません。そしてそれは、わたしたちが耕され、良い土地へと生まれ変わるためでした。主に私たちの上を歩いていただきましょう! そして、主によって耕され、良い土地と生まれ変わり、御言葉の種が蒔かれ、存分に賜物という花を咲かせようではありませんか!


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