メッセージ(礼拝説教要旨) 最新版 先週までのメッセージ

【保証の品をください】(2023年2月19日)

〈創世記38章〉,前橋中部教会主日礼拝説教(要旨) 堀江知己牧師

 娼婦に姿を変えたタマルが座っていたところは、エナイム(14)の入り口でした。一説によると、この町は、二本の分かれ道に沿ったところにあったそうです。分かれ道となる道端にタマルは座っていたのです。二つの分かり道は、神に従う人の道と、滅びる道(詩1:6)とを象徴します。ユダはタマルを通して、サタンの誘惑を受け、それを振り切ることができるかどうか、まさに分かれ道に立っていたのです。ユダは、そのまま突き進んだ先には必ず滅んでしまうことになる道を選んでしまいましたが、自分の過ちと非を正直に認めたことによって、何とか滅びの道を脱出しました。私たちも一度ならずそういった分かれ道に立ち、そして誘惑にそのまま負けてしまったことがあるかもしれませんが、今自分の信仰が生かされているとしたら、それは主が祈ってくださったからです(ルカ22:32)。しかし、この次もまた主が助けてくださるとは限りません。ですから、二度と誘惑に負けぬようにいたしましょう! タマルはユダから受け取った保証の品によって、勝利をもぎ取ったようなものです。主はユダとは全く異なりますが、主も、ご自身よりも人々の言葉の方が正しいとお認めになったことがあります(マタ15:28)。私たちも謙遜に憐れみを求めれば、主はご自身のお立場を捨ててでも私たちを憐れんでくださいます! しかし、予め保証の品を受け取っておいたタマルに倣い、私たちも、主から憐れんでもらうために、予め主から保証の品を受け取っておかなくてはなりません。主はお尋ねになられます。「どんな保証がいいのか?」(18) 私たちはこう願いましょう。「何もいりません。ただ、ひとこと仰ってください。そうすれば私は癒されます」(マタ8:9)。御言葉という保証の品を受け取ることにいたしましょう! 主がこの保証の品を与えてくださる限り、主は必ずお約束を果たしてくださいます!


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